医療法人ブレストピア

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リンパ浮腫外来

 ブレストピア宮崎病院では、平成28年10月よりリンパ浮腫外来として保険診療内でケアを行っていくことになりました。
保険診療の適応とならない場合でもご希望に応じて自由診療でのケア提供が可能です。
当院のリンパ浮腫外来では、リンパ浮腫に関する特別な教育を受けた専任看護師がケアを行います。

【リンパ浮腫の流れについて】



保険診療におけるケア提供

※ 保険診療(リンパ浮腫複合的治療料)では、症状の状態(重症/軽症)、ケア開始時期や期間、回数などで制限があります。


  • 重症の場合
  • ケアを開始した月とその翌月は合わせて11回を限度としてケア提供ができます。その後からは月1回を限度としてケア提供ができます。

  • 重症以外の場合
  • ブレストピア宮崎病院にて6か月に1回を限度としてケア提供ができます。

  • リンパ浮腫ケア内容
  • ・用手的リンパドレナージ:リンパ浮腫の専任看護師がドレナージを行います。

    ・圧迫療法の相談:リンパ浮腫の専任看護師が患者様にあった圧迫方法の相談に応じます。

    ・その他:リンパ浮腫の専任看護師に相談したいことがある場合も対応させていただきます。



問い合わせや受付窓口

※現在は、専任看護師が少なく、毎日は行っていないため、当院にかかられている患者様に限りケアを行っております。

 当院にかかられている患者様で、浮腫に関して気になる症状がございましたら、病院1F患者相談窓口受付へご相談ください。
電話での問い合わせにつきましては、医療サービス室が担当しています。
リンパ浮腫外来では、曜日と時間帯に制限があります。(毎日は行っていません)
曜日や時間帯も変更になる場合がありますので、下記までお問い合わせ下さい。

[担当]ブレストピア宮崎病院 医療サービス室


ブレストピア宮崎病院





乳がん術後リンパ浮腫(上肢リンパ浮腫)とは

 乳がんの手術や治療で、リンパの流れが阻害され、リンパ液が正常に流れないために起こるむくみのことです。
 リンパ浮腫は、乳がんの治療を受けた全ての患者さんか発症するわけではありません。乳がんの悪性腫瘍摘出術と共に腋窩リンパ節郭清を施行した患者様に発症する事があります。
また、抗癌剤治療の種類や放射線治療によっても発症する事があります。また、一度発症し重症化すると治りにくいという特徴があります。(ケアを行っても完治は難しく思うような結果が得られないこともあります)
軽いむくみであれば、自己管理をしなから普段の生活を送ることができますが、重症化すると、蜂窩織炎(リンパ管炎)という発熱を伴う強い炎症を起こすリスクが高くなり、生活に支障を来すことがあります。
発症後は早い時期から治療を始め、悪化を防くことが重要てす。


リンパ浮腫悪化予防について(ご家族の理解と協力が必要です)

 リンパ浮腫の悪化予防には日常生活の見直しが必要となるため、患者様のみでなく、患者様のご家族や周囲の人々の理解と協力が必要です。

  • 日常生活の注意点
  • ・腕を酷使しすぎない。

      今まで行っていた家事の一部を小分けに行う必要があります。

      無理をしすぎないよう、声かけをして下さい。

    ・腕を圧迫しない。

      買い物などでまとめて荷物を持たないよう工夫が必要です。

      重いものを運ぶ時には協力して下さい。

    ・疲れすぎないようにする。

      無理をするとリンパ浮腫の部分に炎症を生じることがあります。

      腕が赤い・熱っぽい時などの症状があったら、すぐに病院に連絡して下さい。

    ・腕を酷使しすぎない。

  • その他の注意点
  • ・リンパ浮腫は薬などですぐに良くなるものではありません。

      リンパ浮腫はすぐに症状改善しない事が多く、継続した努力が大切です。

      患者様がリンパ浮腫悪化予防に努められるようサポートをお願いします。

    ・リンパ浮腫が生じたのは患者様だけが原因ではありません。

      リンパ浮腫を生じた患者様は自分の行動が原因と思うことが多いですが、

      様々な原因が合わさって生じることが多いです。

    ・患者様が自分を責めないようサポートをお願いします。



リンパ浮腫悪化予防について(ご家族の理解と協力が必要です)

 0期:リンパの流れに障害があるが、浮腫が明らかではなく無症状の状態。
 1期:むくみは挙上により軽減する。圧痕を生じる。
 2期:挙上だけで改善することはほとんどない。圧痕が明らかである。
 3期:組織が硬くなり圧痕は生じない。
    肥厚、象皮症、脂肪沈着など皮膚変化を認める。

保険分類 軽 症 重 症
病気分類 0期 1期 2期 2期後期 3期
浮腫の程度 症状がほとんどない浮腫 押すと痕の付く柔い浮腫 長く押すと痕の付く程度の浮腫 押しても痕の付きにくい浮腫 皮膚変化伴う浮腫


リンパ浮腫の診断や治療

 当院では、医師が診察にて浮腫の状態(重症度)確認を行い、今後のスジュールの計画をたてます。その後計画されたスケジュールに従って、リンパ浮腫に関する特別な教育を受けた専任看護師がリンパ浮腫ケアを行います。
 専任看護師のリンパ浮腫ケアと自分で行うセルフケアを平行して行い、治療を施行していきます。ケアの内容は、弾性着衣又は弾性包帯による圧迫、圧迫下の運動、用手的リンパドレナージ、患肢のスキンケア、体重管理等のセルフケア指導等を適切に組み合わせたケア(複合的治療)を行っていきます。